当カテゴリでは式と証明分野のパターンを網羅する。一部のパターンはかなりハイレベルで他分野の知識を要するために初学者には難しいが、それ以外はかなり基本的なパターンばかりである。
この分野の問題は、大学入試において単独で出題されることは少ない。しかし、多くの応用問題ではこの分野の学習内容が基本になってくる。基本的な考え方や変形の仕方などを確実に習得しておかなければ、今後の他分野の学習に悪影響を及ぼすことになる。
「整式の割り算」「分数式の計算」「二項定理」「相加平均と相乗平均の関係」「等式の証明」「不等式の証明」は、いずれも他分野で頻繁に現れる。
相加平均と相乗平均の関係についてはよく知られた大きな落とし穴もあるので、 注意深く学習しておいてほしい。
特別に難しい概念はなく, 覚えるべきことも少ないので, ハイレベルのもの以外はあまり時間を掛けずに一通り学習することができるだろう.
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当カテゴリ内記事一覧
- 整式の割り算と整式の決定
- 分数式の乗法と除法
- 分数式の加法と減法(基本)
- 分数式の加法と減法(分子の次数下げ)
- 分数式の加法と減法(部分分数分解)
- 繁分数式(分数の分数)の計算
- 二項定理 (a+b)nの展開式、整式の係数の和
- 多項定理 (a+b+c)nの展開式の係数
- 二項展開式の係数の最大値・最小値
- 二項係数nCrの和の等式の証明(二項定理の利用)
- 二項係数nCrの等式とパスカルの三角形
- 二項定理の応用(累乗数の余りと下位桁)
- 恒等式の未定係数の決定(x-aで展開)、整式の一致の定理
- 整式の割り算と恒等式
- 完全平方式、2つの文字の恒等式
- 部分分数分解と恒等式
- 整式の関数方程式
- 恒等式A=Bの証明 ラグランジュの恒等式
- 条件付き等式の証明
- 「少なくとも~」と「すべての~」の証明
- 比例式 a/b=c/d と等式の証明
- 比例式と同次分数式の値
- 不等式A>Bの証明とその拡張
- 2次の不等式 a²+b²+c²≧ab+bc+ca の証明とその拡張
- 根号を含む不等式の証明
- 絶対値を含む不等式の証明
- 三角不等式 ||x|-|y||≦|x+y|≦|x|+|y| の証明とその応用
- チェビシェフの和の不等式の証明とその応用
- 相加平均と相乗平均の大小関係の最大最小問題への応用、落とし穴と限界
- 相加平均と相乗平均の関係を利用する最大・最小問題パターン演習
- (2乗平均)≧(相加平均)≧(相乗平均)≧(調和平均)の証明
- n変数の相加平均と相乗平均の関係の証明(特殊な数学的帰納法)
- コーシー・シュワルツの不等式の証明 (a²+b²)(x²+y²)≧(ax+by)²
- コーシー・シュワルツの不等式を利用する証明問題と最大・最小問題
- ムーアヘッドの不等式、レムスの不等式、オイラーの不等式
- 大小比較、無理数の有理数による近似