
 次の関数の最大値・最小値とそのときの$θ$の値を求めよ.  三角比の2次関数の最大・最小} {sin²θ+cos²θ=1}\ を用いると,\ 関数をsinθに統一できる.  sinθの2次関数になるので,\ sinθ=tと置換する.  後は,\ 普通の2次関数の最大・最小問題である.  ただし,\ 一般に{文字を置換したときは置換後の文字の範囲の確認を要する.}  0°θ180°より,\ この範囲のθに対しては常に{0sinθ1}である.  よって,\ 0 t1の範囲での最大・最小を求めることになる.  慣れればいちいち置換せずに求めればよいが,\ この場合もsinθの範囲を考慮する必要がある.  2次関数なので平方完成すると,\ t=12のとき最大,\ t=0,\ 1のとき最小をとるとわかる.  後は,\ sinθ=12,sinθ=0,\ 1からθの値を求めて最終的な答えとする.  {1+tan²θ={1}{cos²θ\ を用いると,\ 関数をtanθに統一できる.  {0°<θ<90°の範囲では,\ tanθは0より大きいすべての実数値をとりうる.}  よって,\ t>0であり,\ このtの範囲における最大値は存在しない. 
 
  
  
  
  