力学は高校物理の根幹を成す。
まずは力学でそもそも高校物理がどのような科目であるかを感じ取ることが重要である。特に、数学とは別物であること、数学のように単に公式やパターンの丸暗記は通用しないことに気付かなければならない。
力学で最も重要なのは運動方程式の問題である。この問題に正しく対応できるようになるまでに物理という科目を理解できたならば、その後の物理の学習が非常にスムーズに進むであろう。
これは簡単そうに思えて結構難しい。実際、適当に公式ma=Fにあてはめるだけの学生が少なくない。
当カテゴリでは、具体的に問題をどのような思考過程で解くのかに大きな比重をおいて解説する。単に公式にあてはめるだけではいけないことがわかってもらえるだろう。
当カテゴリ内記事一覧
- 一直線上の相対速度と平面上の相対速度
- 等加速度直線運動の公式とv-tグラフ
- 自由落下・鉛直投げ下ろし・鉛直投げ上げ
- 水平投射
- 斜方投射
- モンキーハンティング(2物体の空中衝突)
- 斜面への斜方投射
- 力のつりあい問題の解答手順(※重要※)
- 滑車と板と板上の人のつりあい
- 静止摩擦力・最大摩擦力・動摩擦力
- ばねの弾性力(フックの法則)、並列と直列の合成ばね定数
- 水圧と浮力、アルキメデスの原理
- 剛体にはたらく力のつりあい(力のモーメント)
- 剛体の力学:水平棒のつりあい
- 剛体の力学:壁に立てかけた棒のつりあい
- 剛体の力学:剛体が倒れる条件
- 剛体の力学:重心(L字型物体・一部がくり抜かれた物体)、重心の公式
- 運動の第2法則(運動方程式):糸でつながれた2物体の運動(※重要※)
- あらい斜面上の物体の運動(静止摩擦力と動摩擦力)
- 空気抵抗を受ける物体の運動とv-tグラフ(終端速度)
- 積み重なった2物体の摩擦力を介する運動①:上を動かす
- 積み重なった2物体の摩擦力を介する運動②:下を動かす
- あらい面上における質量があるロープの運動
- 仕事Wと仕事率P、F-xグラフ、仕事率Pと速さvの関係
- 力学的エネルギー保存則(運動エネルギーと位置エネルギーの総和の保存)
- 仕事とエネルギーの関係
- 運動量pと力積I
- 運動量保存則と反発係数e(2物体の衝突・合体・分離)
- 水平面上の2物体の斜め衝突
- 木片に撃ち込まれた弾丸
- なめらかな平面との繰り返し斜め衝突
- ばねのついた物体との衝突と分裂
- 慣性力と見かけの重力加速度(電車内の小球と風船の運動)
- 動く三角台上の物体の運動(慣性力)、物理の検算法
- 定滑車と動滑車を介した3つの小球の運動
- 向心力と等速円運動の基本
- 円錐振り子と遠心力(水平面内の円運動)
- 振り子と半球面上の小球の運動(鉛直面内の円運動)
- 等速円運動、復元力と単振動
- 鉛直ばね振り子(単振動)
- 単振り子(単振動)
- 浮力と単振動
- 万有引力と人工衛星の運動(宇宙速度、静止衛星)
- ケプラーの法則と楕円運動
- 地球トンネル(万有引力による単振動)