累乗の等式条件 ax=by=cz がある式の値(対数に変換)

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各辺の底を5とする対数をとる.} 対数の定義\ 1x+1y\,の値を求めるには,\ 条件式から求まるx,\ yの値を代入すればよい. 条件式は指数部分にx,\ yがあるから,\ 対数をとることで指数部分のx,\ yを前に出せる. \log_aM^r=r\log_aMより,\ \log_55^x=x\log_55=xである. 各辺の同じ底をとるのが一般的で,\ これを本解とした. 実はあえて異なる底の対数を考えて対称性を生かす}ほうが簡潔に済むが,\ やや技巧的になる(別解). 分解する方針を本解とした.  別解では,\ 底の変換公式\ \log_ab=\log_cb}{\log_ca}\ で底を35に統一した.  \log_535=\log_{35}35}{\log_{35}5}=1}{\log_{35}5} 1}{\log_ab}=\log_ba}\ を公式として覚えておくと素早く変形でき,\ 問題の見通しもよくなる. \各辺の底を2とする対数をとる.} 一般に,\ 等式の数は等号の数に等しい.} 等式2つに対して未知数は3つなので,\ x,\ y,\ zの値は定まらない. また,\ 等式1つにつき1文字消去できる.} 底2で各辺の対数をとり,\ y,\ zをxで表して代入することで2文字消去してxのみの式にできる. 本解では合体させたが,\ 分解して1+\log_25-(\log_22+\log_25)=0としてもよい. =kとおくことで,\ (1)の別解のように対称性を生かす}こともできる(別解). 逆数をとるとき,\ 分母が0にならないことの確認を要する. また,\ 対数\log_aMの底aは,\ a>0,\ a≠1でなければならない. k>0,\ k≠1より,\ 底をkに変換してよい.