高校数学で初めて学習する分野、当然ながら高校数学のすべての基礎がここにある。
最初は中学生の時とは別次元の複雑さに今後の学習に不安を感じる学生も多いが、すぐに慣れる。数ヶ月もたてば高校数学が当たり前のモノとなり、逆に高校受験の時に苦労した中学数学が簡単に思えるようになる。慣れるまでは大変だが、しばらくは粘り強く学習を進めて欲しい。
当分野で学習するような様々な数式の扱いは他の全ての分野の基本であるため、必ず習得しておいてほしい。特に、「展開・因数分解」「絶対値」が重要である。 また、単純計算については単に解けるだけでは実戦では通用しない。「素早く正確に解ける」レベルになるまで繰り返し演習しておくことが重要である。
盲点になりうるのは「対称式・交代式」の考え方と扱いである。これは教科書・参考書・授業での扱いが軽いことが多いが、大学入試数学における最重要事項の1つである。様々な応用問題の基本となるので、当サイトで定義や扱いをよく確認しておいてほしい。
一部の記事では高校数学全般においてどのような意識や姿勢で学習を進めていくべきかなどについても述べてあるので、これも参考にしてほしい。
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当カテゴリ内記事一覧
- 整式の降べきの順の整理と高校数学の正しい学習姿勢①
- 整式の加法・減法・乗法、累乗・指数法則と高校数学の正しい学習姿勢②
- 展開公式の利用
- 展開の工夫① 共通部分の置き換え
- 展開の工夫② 順序・組み合わせ
- 2次3項式ax²+bx+cの因数分解(たすき掛け)
- 因数分解公式と3次式の因数分解①
- 因数分解公式と3次式の因数分解② a³+b³+c³-3abc
- 因数分解の工夫 置き換え
- 複数の文字を含む因数分解は最も次数が低い文字で整理せよ
- 2元2次6項式ax²+bxy+cy²+dx+ey+fの因数分解
- 複2次式(2乗の2次式ax⁴+bx²+c)の因数分解
- 3変数対称式の因数分解
- 3変数交代式の因数分解
- 分数と循環小数の相互変換
- 平方根の計算(分母の有理化)
- 絶対値のはずし方の基本
- 平方根の定義と2乗の平方根 √a² の基本的な扱い
- 2重根号のはずし方
- 対称式の定義、基本定理、代表的な変形公式
- 交代式の定義と性質、対称式との関係
- 2変数対称式・交代式の値(x²+y²、x³+y³、x²-y²など)
- xと1/xの対称式・交代式の値(x²+1/x²、x³+1/x³、x²-1/x²など)
- 3変数対称式の値(x²+y²+z²、x³+y³+z³など)
- 整数部分と小数部分