2ちゃんねるでたまたま見かける有名なセンター試験のコピペがある。

オッサン・ババァの馬鹿さは異常
日本を底辺に貶めてるのはこの世代のオッサン・ババァども↓

1993年 数学II(現在の数学IIBに相当)
[過去問の画像ファイルのリンク]
(↑大問1)

[過去問の画像ファイルのリンク]
(↑大問2)

たったこれだけで60分w
これだけ易しくて平均点が65点w
しかも1994年はさらに易しいw
ゆとりどころの騒ぎじゃねーぞwww
こんなのすらまともに解けなかったカスが「ゆとりwww」とか言ってんだぜ

 
実際、1990年代初期と2000年以降ではセンター数学の難易度は次元が違う。比較するために、1993年と2012年のセンター試験の問題(いずれも60分・100点満点)を横に並べたものが次である。(クリックで拡大可能)

1993年 数学Ⅱ (平均 65.48) 2012年 数学Ⅱ・数学B (平均 51.16)
1993center 2012center

 

恐ろしいほどの差であることが一目瞭然である。問題量の凄まじい差にはもう笑うしかなく、上のようなコピペができるのも当然だ。はっきり言って、1993年の試験は東大受験生であれば10分で満点が可能だろう。単純な問題量だけでなく難易度も大幅に上がっており、体感的には5倍以上の分量に感じられる。

2012年と比較したのは、この年のⅡBは極めて高得点が難しい厄介な年だからである(ただし平均点は例年並)。分量が尋常ではない上にセンター数学史上No.1とも評される超難問が紛れ込んでいるという鬼畜さである。2012年は東大合格者の平均が91(理一)、87(理二)、97(理三)であり(河合塾調べ)、このレベルの受験生が60分フルに使っても9割とることが容易ではなかったことがわかる。これだけ分量が多いと丁寧にマークするという作業自体だけで約5分かかるため、計算や思考にかけられる時間は実質55分ほどしかない。点数配分を考慮すると、単純計算では大問1と大問2をそれぞれ18分、大問3と大問4をそれぞれ12分で解かなければならない。あまりに短い時間であり、完答するにはとてつもないスピードが要求される。

センター数学は数学Ⅱ・数学Bというカテゴリになった1997年から難化し、ゆとり教育が叫ばれ出した2003年くらいからはさらにもう一段難化し、非常に厳しい試験となったのである。

当時はそれが普通だったのかもしれない。しかし、時間が経ってから見直してみると当時とは全く違って見える、伝説とはそうして生まれるものだろう。