2次曲線は、2022年開始の新課程から数学Cに移行しました。
当カテゴリでは、2次曲線(放物線・楕円・双曲線)のパターンを基本から応用まで網羅する。ハイレベルとまでは行かないが、多くのパターンは標準かそれ以上のレベルなのですべてを学習するのは中々大変である。
定義を含めた基本事項の確認および図示は最低限必要であるが、それ以降どこまで踏み込んで学習すべきかは場合による。
この分野の問題には、頑張れば計算でゴリ押しできるが、図形的性質を利用すると簡潔に済むものが多い。いざというときにゴリ押しできるだけの計算力や気概をもつことも重要だが、2次曲線特有の解法もしっかり確認しておいてほしい。特に、一見すると何の関連性もない3種の曲線(放物線・楕円・双曲線)が実は同種のものであるという事実が重要である。
また、数Ⅱの図形と方程式(円)分野との共通点が多い。円も2次曲線の一種だからである。その性質上、図形と方程式(軌跡と領域)分野との融合問題も多く出題される。数Ⅱをきちんと学習してきているならば、スムーズに学習を進めることができるだろう。
教科書や問題集では、2次曲線に関するパターンであっても媒介変数や極方程式が少しでも絡むものは媒介変数や極方程式の項目で取り上げられていたりする。しかし、当サイトでは2次曲線に関するものは媒介変数や極方程式が絡んでいようとも極力このカテゴリで取り上げた。それについては媒介変数や極方程式の学習後に確認してもらえばよい。
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当カテゴリ内記事一覧
- 放物線の定義・標準形・焦点・準線
- 放物線の接線の方程式と光線の反射、パラボラアンテナの原理
- 楕円の定義・標準形・焦点・長軸・短軸、楕円の方程式の決定
- 楕円の接線の方程式と光線の反射
- 楕円と円の関係、楕円の面積、拡大・縮小変換の活用
- 楕円の弦の中点と長さ
- 楕円の弦の中点の軌跡
- 楕円と直線の距離の最大・最小
- 楕円の接線と座標軸が作る三角形の面積の最小
- 座標軸が切り取る楕円の接線の長さの最小
- 楕円に内接する長方形の面積の最大
- (楕)円に内接する四角形と三角形の面積の最大
- 楕円の準円(直交する2本の接線の交点の軌跡)
- 楕円に外接する長方形の面積の最大・最小
- 双曲線の定義・標準形・焦点・漸近線、双曲線の方程式の決定
- 双曲線の接線の方程式と光線の反射
- 双曲線の接線と漸近線に関する有名性質
- 双曲線と直線の共有点の個数
- 双曲線の弦の中点の軌跡
- 双曲線の準円(直交する2本の接線の交点の軌跡)
- 放物線の2本の接線(なす角45°)の交点の軌跡
- 共焦点の楕円と双曲線の直交性
- 2次曲線の回転移動、標準化、判別式
- 2次曲線の極と極線
- 離心率eによる2次曲線の定義
- 点光源による球影と円錐曲線
- 2次曲線の極方程式と弦に関する有名性質