物質の三態(気体・液体・固体)の変化や気体や液体の状態において成立する化学法則などを学習する。
主に計算問題なのでこの分野を苦手とする学生は多い。単に丸暗記した公式にあてはめればよいというものではなく、どのような現象が起きているかをイメージし、適切に公式を使いこなす必要がある。さもなくば、液体に対して気体の状態方程式を適用するなどといった間違いを犯すことになる。
各法則をきっちりと理解し、どういう条件のときにどの法則が適用できるのかという使い方を習得していてはじめて試験で点がとれる(そのように問題が作成されている)。
様々な法則が出てくるが、結局は単なる比の計算にすぎないことにも着目しておいてほしい。
内容はセンター試験+αである。
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