本カテゴリでは、微分法の応用パターンを基本からハイレベルのものまで網羅する。
当然だが、基本的な微分計算およびグラフの図示が素早く正確に実行できることが前提となる。
接線・方程式・不等式への応用については、計算が数Ⅲの微分になっただけで考え方は数Ⅱの微分と同じである部分が多く、きちんと学習を積み重ねてきているならば容易に理解できる。
ただし、理解は容易でも実際に計算を実行して問題を解くのが容易とは限らない。やはり多くの問題演習を積むことが大事である。
極限との融合問題や平均値の定理など、数Ⅱの微分の範囲にはなかった数Ⅲ特有の事柄については要確認である。
実際の入試では単に微分してグラフを描くだけの問題は出題されないので、応用まできちんと学習しておくことが重要である。
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当カテゴリ内記事一覧
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- 2曲線の共通接線①:接点が異なる
- 2曲線の共通接線②:接点が等しい(2曲線が接する条件)
- 極値から係数決定
- 減衰曲線y=e-xsinxの極値の無限等比級数の和
- マクローリン展開(関数の多項式近似)とオイラーの公式 eix=cosx+isinx
- 不等式の証明① 高階微分
- 不等式の証明②:応用(両辺の対数をとる、代入して解を探す)
- 不等式の証明③:関数の凸性と接線に関する不等式(ジョルダンの不等式)
- 不等式の証明④:exに関する不等式と関数の強さ比較
- y=logx/x のグラフの応用:abとbaの大小比較、ab=baの自然数解
- 方程式の実数解の個数①:定数分離
- 方程式の実数解の個数②:グラフによる符号の判別
- 不等式が常に成り立つ条件
- 関数が極値をもつ・もたない条件
- 接線の本数
- 平均値の定理を利用する不等式の証明
- 平均値の定理の極限への応用(解けない漸化式xn+1=f(xn)で定められた数列xnの極限)
- 2変数不等式の証明5つの発想
- 凸不等式① y=logxの凸性を利用した相加平均と相乗平均の関係の証明
- 凸不等式② イェンゼンの不等式、n変数の相加平均と相乗平均の関係の証明
- 関数方程式頻出4パターン
- 放物線の曲率円、縮閉線と伸開線
- 微分係数の定義を利用する極限
- 自然対数の底eの定義を利用する極限
- 受験数学最大最強!極限の裏技:ロピタルの定理 記述試験で無断使用できる?