炭化水素の分類(鎖式と環式、飽和と不飽和)

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carbon-hydride
脂肪族}炭化水素鎖式}炭化水素\ 飽和 アルカン\ C_nH_{2n+2 すべて単結合. 不飽和}\ アルケン\C_nH_{2n 二重結合{C}-.3zw}=-.3zw}{C}を1つ含む. {C_nH_{2n-2\ 三重結合{C}-.3zw}≡-.3zw}{C}を1つ含む. 環式}炭化水素}  飽和 \ シクロアルカン\ {C_nH_{2n  1つの環を含む. 不飽和} シクロアルケン\ C_nH_{2n-2 二重結合1つと環1つを含む. 芳香族炭化水素\      \ ベンゼン環を含む. 同族体}  一般式が同じで, 分子式が{CH₂}ずつ異なる一群の化合物.    CH₄,\ {C₂H₆},\ {C₃H₈},\ $$\ は,\ 一般式が${C_nH_{2n+2$の同族体.    {C2H₂}, {C3H4}, {C4H6},\ $$\ は,\ 一般式が${C_nH_{2n-2$の同族体.  不飽和度(水素不足指数)   分子式{C_mH_n}の炭化水素の不飽和度を次のように定義する. 不飽和度})={({H}原子の最大数)-(実際の{H}原子数)}{2      不飽和度0} すべて単結合で環なし.      不飽和度1} 二重結合1つ または} 環1つ.      不飽和度2} 三重結合1つ または} 二重結合と環のうちどれか2つ.} m個の{C}原子に結合できる{H}原子は,\ 最大2m+2個である(アルカン). {二重結合ま}た}は}環が1つ増えるにつれ,\ 結合できる{H}原子の最大数が2個ずつ減少する.} また,\ {三重結合1つにつき,\ 結合できる{H}原子の最大数が4個減少する.} よって,\ 逆にH}原子が最大数より何個少ないかを考えると,\ 二重結合や環の存在を推定できる.} それを数値化したものが不飽和度である.\ 公式を暗記する必要はなく,\ 意味合いを理解すればよい.  {C₃H₈} 3個の{C}に対する{H}の最大数は23+2=8\ (個)である.   今{H}は8個であるから,\ その差は0である(不飽和度0).\ よって,\ すべて単結合の構造をもつ.  {C4H8} 4個の{C}に対する{H}の最大数は24+2=10\ (個)である.   今{H}は8個であるから,\ その差は2である(不飽和度1).   よって,\ 二重結合1つまたは環1つをもつ構造であるとわかる.  {C3H4} 3個の{C}に対する{H}の最大数は23+2=8\ (個)である.   今{H}は4個であるから,\ その差は4である(不飽和度2).   よって,\ 三重結合1つまたは二重結合と環のうちどれか2つをもつ構造であるとわかる. なお,\ C_mH_nO_x}\ の不飽和度は,\ {O}を無視して考えてよく,\ {C_mH_n}\ と同じである.} %アルケンとシクロアルカン,\ アルキンとシクロアルケンは異性体の関係にある.