有機化合物の表現(構造式・示性式・分子式・組成式)と代表的な官能基

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構造式・示性式・分子式・組成式  酢酸 構造式 原子間の結合を価標を使って表した式 示性式 分子式から官能基}を明示}して示した式. {COOH 分子式 原子の個数を表した式(アルファベット順).{C2H4O₂} 組成式 原子数の比を最も簡単な整数比で表した式.{CH₂O} \示性式でも炭素間}の二重結合と三重結合の価標は省略しない.}   エチレン {CH₂=CH₂}   アセチレン {CH#CH} あえて価標を使ってよりわかりやすくすることも多い.  {CH₃-COOH} 構造式と示性式の相互変換   3–メチル–1–ブテン C-H}の価標を省略 枝分かれを( )で表す}{同じ部分をまとめて表す 常に全ての価標を書くのは面倒な上,\ 逆に構造の本質がとらえにくくなる. そこで,\ 簡略構造式(左)がよく使われる.\ これと示性式(中,\ 右)を相互変換できるかが重要である. つまり,\ 左の構造式を見て,\ 真ん中や右のような示性式が書けなければならない. 逆に,\ 真ん中や右の示性式を見て,\ 左の構造式が書けなければならない. 一部を反対向きに表現することも多い.  {CH₃-CH₃}{H3C-CH₃}({C}と{C}の結合を強調) 問題文で指定されていればそれに従うこと. 官能基の表現法 [-.5zh]    決められた形で表す.}  アルデヒド基 ○\ {- CHO} ×\ {- COH} エステル結合・アミド結合の反対向きの表現は要注意!  {- COO -} ({- CO – O -}) ○\ {- OCO -}\ ({- O – CO -}) ×\ {- OOC -} {- CONH -} ({- CO – NH -}) ○\ {- NHCO -}\ ({- NH – CO -}) ×\ {- HNOC -} 代表的な官能基 官能基 構造式 \ 一般名  性質 \ヒドロキシ基}{- OH アルコール 中性 フェノール類弱酸性} アルデヒド基- CHOアルデヒド 還元性} ケトン基 – CO -} ケトン 中性 カルボキシ基COOH} カルボン酸 弱酸性} エーテル結合- O -} エーテル 中性 エステル結合 COO -} エステル ニトロ基 NO₂} & ニトロ化合物 & アミノ基NH₂} アミン弱塩基性} スルホ基- SO₃H} スルホン酸 {強酸性} アミド結合 CONH -} アミド アゾ基{- N = N -} アゾ化合物 官能基は一気に覚えずとも,\ 出てくるたびに嫌でも覚えていく. アルデヒド基とケトン基の{- CO -}をまとめてカルボニル基ともいう. また,\ アルデヒドとケトンをまとめてカルボニル化合物という.