2025/5/17 2025年入試対応および難関大学対応完了。
「物質の状態」では、同じ物質が状態によってどう変化するかを学習した。「物質の反応」では、異なる物質が互いにどう反応し合うかを学習する。
当カテゴリでは、そのうちの酸化還元反応、電池、電気分解を取り上げる。
この分野は、酸化剤・還元剤や電池の構造や電気分解の優先順位など、理論化学の他の分野に比べると暗記要素が多い分野である。
一方で、問題を解くうえでは定義や原理をきちんと理解していることが特に重要な分野でもあるので、最初から暗記だけで乗り切ろうとしてはならない。
酸化数の定義、酸化還元反応の仕組み、電池・電気分解の原理を理解した上で暗記事項を暗記しておけば、暗記要素が多い分、パターン的な出題が多く得点源にしやすい分野である。
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当カテゴリ内記事一覧
- 酸化・還元の定義と酸化数
- 酸化剤と還元剤、酸化還元反応式、酸化力の強さ比較
- 酸化還元反応の量的関係
- 酸化還元滴定(過マンガン酸塩滴定)
- ヨウ素還元滴定(ヨードメトリー)
- ヨウ素酸化滴定(ヨージメトリー)
- 化学的酸素要求量(COD)測定
- 溶存酸素(DO)測定(ウィンクラー法)
- 金属のイオン化列と反応性、トタンとブリキ、イオン化傾向とイオン化エネルギーの関係
- 電池の原理とダニエル電池、様々な実用電池
- 代表的な実用一次電池(乾電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池)
- 鉛蓄電池、電池の反応の量的関係
- 燃料電池(リン酸型、アルカリ型、固体高分子形)
- ニッケル・カドミウム電池とニッケル・水素電池
- リチウム電池とリチウムイオン電池
- バナジウムレドックスフロー電池
- 標準電極電位と電池の起電力、ネルンストの式と濃淡電池
- 電気分解の原理、電極で起こる反応の優先順位
- 電気分解の量的関係(直列電解と並列電解)
- 銅Cuの電解精錬
- 溶融塩電解(ナトリウムNa、アルミニウムAlの精錬)
- イオン交換膜法(NaOHの工業的製法)と電気透析法