高校無機化学(化学反応の原理)

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化学反応の原理は高校化学の根幹を成す最重要事項であるにもかかわらず、学校で系統的に教わることは少なく、その重要性を真に認識できている受験生は思いの外少ない。

無機化学を暗記onlyの分野と考えるのは重大な誤解で、当カテゴリにある反応原理を理解することなく、高校で登場する100以上の化学反応式を丸暗記するのは愚の骨頂である。大変で、何よりも応用が利かない。反応原理を理解したうえで「なぜその反応が起こるのか」を意識しながら覚えることが重要である。

化学反応が起こる背景には必ず原理がある。何でもかんでも物質を混ぜれば反応するわけではない。たとえば、金属イオンの安定性や酸化還元の仕組みを理解すれば、どんな金属が溶け、どんな沈殿が生じるかを自然に予測できる。すなわち、化学反応式は丸暗記するものではなく、自分で導くものなのである。例外もあるが、高校範囲で登場する化学反応式の多くが、当カテゴリで示すわずか8種類の反応原理のいずれかに従っている。

当カテゴリで示す反応原理は、理論化学の理解を土台にして、これから学ぶ無機化学の反応を自在に読み解くための「鍵」となる。別カテゴリで示す無機化学各論に入る前に学習しておくと、理解が格段に深まる。

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化学反応の原理の学習リスト

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