大学入試数学の採点基準

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始めに

数学の記述試験で点を取る上で採点基準を知っておくことが重要である。採点基準次第でどのような答案を書くべきかが変わってくるからである。

多くの学生が「部分点はどれくらいもらえるのか」「どこまで細かく記述すべきか」「高校範囲外の知識を使うと減点されるか」などを気にしている。自分も気になるので、可能な範囲で調査しわかったことをまとめる。

ただし、最初に断っておくと、わかったことは「採点基準に関して絶対的に言えることはない」ということだけであった。

以下では採点基準に関する要点を列挙していくが、すべての大学のすべての試験で同様であるとは決して思わないでほしい。

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採点の流れと部分点を稼ぎやすい答案の書き方~書籍から~

まず、大学入試における数学の採点の流れや答案の記述の仕方ついて、いくつかの書籍からなるほどと思った部分を抜粋してみる。

繰り返しになるが、すべての大学のすべての試験で同様である保証は全くない。そういう場合もある、そういう方法も考えられるという1つの参考に過ぎないので、誤解しないようにしてほしい。

参考文献

Focus Gold 4th Edition 数学I+A
新興出版社啓林館
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東大数学で1点でも多く取る方法 理系編[第4版]
東京出版
¥4,400(2022/09/23 01:55時点)

過去の入試の大学別採点基準~大学入試懇談会報告他から~

大学入試懇談会では、毎年各大学の先生が、自大学の前年度入試の結果(各問題の受験生の出来や採点基準)を講評している。その中の話から採点基準や答案の書き方につながりそうな部分を掲載する。

これらは、過去のある年の採点基準がたまたま結果としてそうなったというだけで、毎年必ずこの基準で採点することにしているという大学としての採点基準を示したものでは決してない。間違っても、「○○大学ではこう採点しているのか~」などと受け取らないように。

また、以下はかなり古い情報なので参考程度に。

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大学入試連絡協議会における関西地方の大学の先生の講評

数学・大学入試連絡協議会での大学の先生方からのお話から要点を抜粋する。

1つ1つはあくまである特定の大学の見解であり、全ての大学に統一されたものではないので注意。

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元東大教授の岡本和夫氏の見解

ココ と ココ から要点を抜粋する。

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まとめ

採点基準は、大学によっても、年度によっても、採点官によっても、試験結果によっても変わってくる。採点官自身ですら試験が終わってみないと正確なことは言えないだろう。

定期試験とは異なり、大学入試は一定数の学生を選抜するための試験だからである。他の学生と比較してどうかという観点で採点される。

結局、細かい採点基準を気にしていても意味がない。最も確実に得点する方法は、「問題の空気を読む」ことである。問題作成者がどこまで記述することを求めているかを問題文から読み取った上で答案を作成する。本番までに空気を読めるだけの数学力を身につけておかなければならないのである。

最後のおまけに出題者側がどのような姿勢で大学入試を行っているかを述べておきたい。できれば、受験生にはこれに見合う答案を作成してもらいたからである。

ある東大の教授によると、「東大の大学院生であっても、まともに採点できる能力はない」という。つまり、学部卒・院卒の並レベルの高校や塾の教師ではできないほど高いレベルで実際の採点は行われているのである。1,2週間ほどで1000枚、2000枚という量の答案(しかも、1つとして同じものはない)を正しく公平に採点しなければならないのであるから、たとえ大学入試レベルの試験であっても、採点官に求められる数学力は並大抵ではない。

暇な大学生のアルバイトが、あらかじめ予備校が決めた採点基準に従って機械的に採点しているような普通の模試とは全く質が違う。高校や塾の教師とは別次元の数学力を持ち、世界最先端の数学研究をしている本物の数学者たちが、受験生の想像をはるかに超えた圧倒的な高みから受験生を見つめている。それが、本番の大学入学試験である。彼らが自分の研究時間を削って作問・採点をしているのである。

また、大学入試は教授陣が暇つぶしに受験生をからかったりもてあそんだりするものでは決してない。なぜなら、合格者は3年後には研究室に所属して教授陣と一緒に研究に励むことになるからである。教授達は、自分が人生を賭けてやっている研究を共に進めてくれる相手を捜し求めている。それが教授自身の研究成果につながる。当然、できる限り優秀な学生を求めるだろう。そういう意味では、教授陣は受験生よりも遙かに大学入試に必死になっているはずなのである。

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