積分計算のパターンを網羅するには、網羅系問題集で演習すればよい。ところが、これには重大な問題点がある。
通常の問題集はあらかじめパターンごとに問題が分類されているために、考えなくても置換積分すべきなのか部分積分すべきなのかなどがわかってしまうのである。
これを繰り返しているだけでは、置換積分や部分積分の手順を実行することはできるようになっても、そもそもどのパターンなのかを見抜く能力が身に付かない。そのような演習のみを繰り返していると、実際の試験で何のヒントもないままに突然積分計算が登場したとき、どうしてよいかがわからなくなってしまうことになる。
そこで、不定積分と定積分も混ぜて積分計算問題のあらゆるパターンをランダムに並べてみた。できる限り混同しやすいように、嫌がらせとも思える順番で並べてある。
紛らわしい問題に惑わされることなく、ポイントを把握した上で明確にパターンを見抜くことができれば、積分計算は完成したと考えてよい。微分計算とは異なり、積分計算はほんのちょっと見た目が違うだけで全く異なる解法が必要になる。よく確認しておいてほしい。
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おおよその目安だが、基本レベルは定期試験レベル、標準レベルは入試レベルである。
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