うなりとは、ほぼ同じ周波数の2つの波が重なったときに、「ウォーン、ウォーン」と音の大小が周期的に変わって聞こえる現象である。
2つの波がある位置で重なるとき、タイミングがぴったり合うとき(同位相)は強め合う。
少しずれて正反対になるとき(逆位相)は弱め合う。
このため、時間がたつにつれて「音が大きくなったり小さくなったり」を周期的にくり返す。
2つの波が同位相になった瞬間から次に同位相になるまでの間に、一方の波がちょうど1回多く振動している。
1秒間に波がそれぞれ何回振動するかを f₁,f₂ 、うなりの周期をT₀とする。
(波数の差)=∣f₁T₀−f₂T₀∣=1
よって T₀=1/∣f₁−f₂∣
1秒間のうなりの回数をfとすると f=1/T₀
1秒間のうなりの回数 f=∣f₁−f₂∣
