これらの公式を暗記すべきか否かということがたびたび話題になる。実際、「丸暗記せずに導き方を覚えよ」という教師が多いように思う。これは、使う機会が低く紛らわしい公式であるために、暗記を面倒くさがって結局覚えない学生が多いことも理由の1つであろう。

個人的には、少なくとも理系は暗記すべきだと考える。この公式に限った話ではないが、暗記しておけば済むものを本番の限られた時間にいちいち導くのは時間の無駄ではないだろうか。相対評価である受験において、そのわずかな時間が他の受験生との差になりうる。しかも、工夫さえすればそこまで覚えにくい公式であるわけでもないし、有名なゴロ合わせも存在する。能力の高い人ほど、「公式は丸暗記してしまったほうが楽」と考えている。結果、素早く問題を解くことができる。この程度の公式の暗記に抵抗感を持っているようでは、試験本番でそういう人を上回ることは難しいだろう。ただし、導き方そのものが問われることもあるので、丸暗記ではなく導き方も知っておくべきである。

ちなみに、覚えにくい公式などを試験直前に暗記して試験が始まった瞬間に問題用紙の端に書いてしまうという方法がある。これを「合法カンニング」と呼ぶ人もいる。

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