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教師 「次の問題の答案を\underline{入試本番のつもりで}作成してください」の値域を求めよ.         (10点満点;6点以上合格)
【思考】 え?\ 何これ,\ 中学レベルなんですけど.\ はい,\ 瞬殺.
採点官 「はい,\ 2点.\ 不合格」} \\[.5zh] \textcolor{cyan}{受験生 「え?ええええええええええええええええええええ?」記述試験の何たるかを理解していない受験生に襲いかかる惨劇例}}である. \\\\\\
なぜ満点とも思える答案が2点にされてしまうのだろうか. \\[.2zh] それは,\ 次のような思考のもとで同じ答案を作成する学生が一定数存在するからである.
教師 「確認なんだけど,\ $-\,1\leqq x\leqq3$だとどうなる?」 \\[.5zh] 学生 「$(\textcolor{brown}{y=x^2\ にx=-\,1とx=3を代入して\cdots})\ 1\leqq y\leqq9です$」 \\[.5zh] 教師 「やっぱり間違えたね$\cdots$」 \\\\\\
わかってもらえただろうか. \\[.2zh] \textbf{\textcolor{red}{答えだけでは真の正解なのかたまたま当たっただけなのかが判断できない}}のである. \\[.2zh] そして,\ 採点官は立場上,\ 判断できない答案はたまたま当たったとみなさざるをえない. \\[.2zh] 採点官に評価してもらえるのは,\ \textbf{\textcolor{cyan}{答案から読み取れる\.最\.低\.限}}である.\ \textbf{\textcolor{magenta}{\.最\.大\.限ではない}}. \\[.2zh] 「これだけでわかってもらえるだろう」などと思っているならば大間違いである. \\[.2zh] 十分な記述がなければ,\ いかに採点官が数学のプロといえども判断のしようがない. \\[.2zh] \textbf{\textcolor{red}{自身の数学的能力と理解度を答案で表現して採点官に伝える責務は受験生側にある.}} \\[.2zh] 答えだけで受験生の数学力が判断できるならば,\ 採点が楽な穴埋め形式にすればよい. \\[.2zh] それだけでは判断できないからこその記述試験なのである. \\[.2zh] その役割を理解せず,\ 説明不足で提出された答案が評価されるはずはない. \\[.2zh] 上では白紙よりはマシと考えて2点としたが,\ 0点にされても文句はいえまい. \\\\
「なぜ大学側は採点基準を公開しないのか」という疑問がある. \\[.2zh] 様々な理由があるのだろうが,\ その1つがココにあると思われる. \\[.2zh] 数学のプロの判断に対し,\ 数学の素人が次々とイチャモンをつけるのは目に見えている. \\[.2zh] 「なぜこれが2点なんだ!」「去年はこれでよかったじゃないか!」などなど. \\[.2zh] 絶対評価ならともかく,\ 相対評価である入試の採点は単純ではないのである. \\\\
採点基準に関しては,\ \textbf{\textcolor{blue}{「これは説明しておいた方がいいですか?」}}という質問も多い. \\[.2zh] \textbf{\textcolor{red}{書かなくてもいいのかを判断できないならば書けばいい.}} \\[.2zh] なぜそんなに省略したいのだろうか.\ 面倒くさいから?時間短縮のため? \\[.2zh] 5分10分かかる記述なら躊躇するのもうなずける. \\[.2zh] しかし,\ 1行2行の記述をリスクを冒してまで省くことに何の意味があるのだろうか. \\[.2zh] 「軸が$x=0$だから」の一言だけでも採点官に与える印象は全く違うものになる. \\[.2zh] とにかく書いておくに越したことはない.\ 過剰とも思えるくらいがベストである.