amiropekutin@2x

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アミロペクチンの1分子あたりの枝分かれの数を推定することを考える.アミロペクチン
まず,\ アミロペクチンの\textbf{\textcolor{magenta}{すべての\ce{OH}基をメチル化}}し,\ メトキシ基\ce{- OCH3}\ にする. \\
これを\textbf{\textcolor{magenta}{希硫酸で加水分解}}する. \\[.2zh] このとき,\ \textbf{\textcolor{Purple}{メトキシ基は加水分解されずにそのまま残る.}} \\[.2zh] 一方で,\ \textbf{\textcolor{cyan}{\underline{グリコシド結合していた部分は,\ 加水分解されて\ce{OH}基に戻る.}}} \\[.2zh] ただし,\ 反応性が大きいDの1位のメトキシ基も\ce{OH}基に戻るため,\ $\mathRM{D’=B’}$となる. \\[.2zh] 結局,\ A,\ B,\ C,\ Dの各部分が下のような加水分解生成物$\mathRM{A’,\ B’,\ C’,\ D’}$として生じる. \\\\
アミロペクチンの枝分かれの数を求めることは,\ C$\bm{‘}$の個数を求めることに等しい}}}のである.} \\\\\\
分子式 \mathRM{A’:\ce{C10H20O6}  B’:\ce{C9H18O6}  C’:\ce{C8H16O6}  D’:\ce{C9H18O6}} \\[.2zh] \ce{C}=12,\ \ce{H}=1,\ \ce{O}=16\ により,\ 各分子量が計算できる. \\[.2zh] ただし,\ 実際には\ \ce{C6H12O6}=180\ を基準に求めるのが本質的である. \\[.2zh] 1つの\ce{OH}基が\ce{OCH3}\,基に変化するにつき,\ \ce{CH2}=14だけ分子量が増加する. \\[.2zh] 4つの\ce{OH}基が\ce{OCH3}\,基に変化したA’の分子量は,\ 180+14\times4=236である. \\[.2zh] 3つの\ce{OH}基が\ce{OCH3}\,基に変化したB’の分子量は,\ 180+14\times3=222である. \\[.2zh] 2つの\ce{OH}基が\ce{OCH3}\,基に変化したC’の分子量は,\ 180+14\times2=208である.平均分子量$5.10\times10^5$のデンプン6.50\,gの全ての\ce{OH}基を\ce{CH3O}基に変換した後,\ 酸で \\[.2zh] \hspace{.5zw}単糖にまで加水分解したところ,\ 3種の単糖A~Cが生じ,\ Aは0.349\,g,\ Bは7.56\,g,\ \\[.2zh] \hspace{.5zw}Cは0.307\,g であった.\ なお,\ AとCの物質量比は,\ ほぼ$1:1$であった. \\[.2zh] \hspace{.5zw}このデンプン1分子に含まれる枝分かれの数を求めよ.    [お茶の水女子大・改] 本問で生じた単糖\mathRM{A~C}は,\ 先に述べた単糖\mathRM{A’~C’}(分子量236,\ 222,\ 208)のいずれかである. \\[.2zh] まず,\ 本問の単糖\mathRM{A~C}がどの分子量の単糖であるかを考える. \\[1zh] 下に示した概念図からわかるように,\ 加水分解によって最も多く生じるのは\mathRM{B’}である. \\[.2zh] よって,\ 本問の単糖の中で最も質量が多い\mathRM{B}が\mathRM{B}’\,(分子量222)に対応する. \\[1zh] また,\ 枝分かれ1つにつき\mathRM{A}’が1個増えるから,\ \mathRM{A’はC’}よりも常に1つだけ多く存在する. \\[.2zh] よって,\ \mathRM{A’とC’}の物質量はほぼ等しい. \\[.2zh] \mathRM{Aの質量がCより大きいことを考慮すると,\ AがA’\,(分子量236),\ CがC’\,(分子量208)に対応する.} \\[1zh] 質量を物質量に変換した後,\ 物質量比を求める.\ 当然,\ \mathRM{AとC}の物質量比は1:1になるはずである. \\[.2zh] 1:23:1から,\ グルコース25単位につき1個の\mathRM{C}\,(枝分かれ)があることがわかる. \\[.2zh] (\ce{C6H10O5})_n=162n=(平均分子量)より,\ 重合度(デンプン1分子中のグルコースの個数)が求まる. \\[.5zh] この\,\bunsuu{1}{25}\,が\mathRM{C}の個数,\ すなわち枝分かれの数である. \